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2017年12月 2日 (土)

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2017.11)(11月は薬剤耐性(AMR)対策月間、また11月第3週は世界抗菌薬啓発週間でしたね!)

気付けば12月になってました…

11月は薬剤耐性(AMR)対策月間、また11月第3週は世界抗菌薬啓発週間でしたね!

今年は様々な啓発活動が行われておりました

例えば、AMRリファレンスセンターのホームページ。今年の9月に開設されたようですが、びっくりするくらいクオリティが高い!11月には立て続けに様々なページがアップされていました。医療者でも一般の方でもすごく勉強になると思いますので、一度じっくりと見てほしいです。超絶怒涛のオススメです!

また厚生労働省は、啓発のために『機動戦士ガンダム』とコラボレーションし、ポスター・リーフレットの作成とSNSなどを通じた情報発信を行いました。

・「薬剤耐性(AMR)の対策の啓発に『機動戦士ガンダム』を起用」

ガンダムのことをほとんど知らない私にはほとんど響かないのでありますが…()でもたぶんすごいことなんだろうな…

Photo_2 Photo_4

病院によっては11月に合わせて取り組みをされてところもあるようですが、当院は完全に出遅れてしまい、何も啓発活動ができませんでした。反省です。来年はしっかり計画を立てて、病院としての啓発活動ができればと考えております。

 

そんな11月に合わせたわけではありませんでしたが、先日某学術大会で当院の経口抗菌薬の処方状況と今後の課題について発表してまいりました感染については人並みくらいの知識ですし、口頭発表の経験はほとんどなかったので、つたない発表になってしまいましたが…。簡単にまとめると、使用量は減ってきているものの、課題は満載といったところです。アンチバイオグラムを作成し、その結果にて処方提案したのはかなり効果的でしたね。小規模な病院だからこそ細かい解析ができ、興味深いデータが続々と出てきたので、調べて良かったと感じております。これを活かして、今後どういった取り組みをしていこうか考えているところです。

 

その経口抗菌薬につきまして、先日薬局薬剤師と意見交換をする機会がありまして。感じたのは、やはり抗菌薬については詳しくない方が多いなということでした。「やはり」というのは私が薬局時代にそうでしたし、周りもそうだったからです。
病院では
注射剤の抗菌薬を使用するので扱う種類が多いですし、培養、グラム染色、感受性試験などといった薬局では触れることの少ない情報にも触れます。そういった意味では病院薬剤師の方が興味を持ったり詳しくなるのは仕方ないですね(一応、薬局薬剤師でも詳しい方はいらっしゃいますし、病院薬剤師でも詳しくない方がいらっしゃるというのは付け加えておきます。)。そういった意味で薬局薬剤師への教育や情報共有は病院薬剤師が積極的に行わないといけないのかなと感じておりますし、私の来年の課題と一つとして取り組んでいきたいと考えております。あと、地域の診療所も巻き込んでいけたらいいんですけどね。
ただ、経口抗菌薬の処方動向は変わりつつあると認識しています。特に小児科はずいぶん減った印象です。医師と抗菌薬の話をすると、抗菌薬を減らすように言われているのは知っている、といったことを皆さんおっしゃいます。これは様々な啓発の成果なのだと思います。なので、多くの医師が気にしている可能性がありますし、特に薬剤師のいない診療所なんかは、薬局薬剤師に相談する機会も増えてくるんじゃないかなと思います。実はそう考えているけれどもどうやって相談をしようとしているか悩んでいる段階かもしれません。

 

てことで、私は病院薬剤師になったときには抗菌薬に関しての知識はほとんどなかったのであります。なので必死に勉強しました。かなり時間がかかって人並みくらい(自称ですが…)になりました。私が学習する上で役に立った勉強会や書籍を紹介しておきます。

 

勉強会

・感染症倶楽部

私にとってこの感染症倶楽部との出会いは本当に大きかったと思います。最初に参加した時はほとんど何を講義されているのかが分かりませんでしたが、徐々に理解できるようになっていきました。初学者にも大変わかりやすい講義をしていただけますので、特に北陸方面にお住まいの方にはお勧めの勉強会です!

 

書籍

感染症プラチナマニュアル 2017

毎年更新されて、私自身毎年購入しているくらいのお気に入りです。コンパクトにまとまっていて見やすいですし、簡潔に分かりやすく説明してあります。

抗菌薬の考え方、使い方Ver.3

とにかく分かりやすいです!私が抗菌薬の勉強をしようと思って最初に読んだ本がこの本でホントによかったです。今まで何も知らなかったんだなと痛感しましたし、もっと勉強してみたくなりました。

レジデントのための感染症診療マニュアル 第3版

値段が高いんですよね。。。ただ周りの評判が高かったので、迷いに迷った挙句に購入しました。様々なことが載っていますし、今は辞書代わりに使っていますね。高くてページ数があるだけに、とても詳しく書いてあるので、困ったときに便利です。

かぜ診療マニュアル

風邪診療に関して、これでもか!というくらい密度の高い内容で書かれています。抗菌薬以外の風邪全般のことも多く記載されています。風邪の処方と接する機会の多い薬局薬剤師はこういった書籍も良いかと思います。

 

最後に、私のお友達のるるー主さんがこの抗菌薬啓発週間に関連してブログ11月の3週は世界抗菌薬啓発週間です』を書いてらっしゃいました。
最近よく、「患者側」の啓発について耳にします。私自身、今までのブログで書いたように患者への啓発を少しですが行っていますし、るるー主さんも行われているようですね。
彼は「患者がダダをこねて抗菌薬を欲しがるから、不適切な抗菌薬使用が多いわけではありません。抗菌薬を不適切に出す医師が多いからです。」とおっしゃっております。これには激しく同意します。
「患者側」の教育より「処方側」の教育の方がぜっっっったいに重要です!結局患者教育をしたところで、医師が不適切に処方してしまえば意味がないんですよね。もちろん患者教育が不要だとは思いませんし、それはこれからも地道に続けますが。
では、どうやって介入するのか。やはりここが難しいですよね。病院薬剤師の立場ならまだしも、この薬局薬剤師からの介入というのはとても難しいように思います。昔の薬局薬剤師時代を思い出しながら、どうやって介入すればいいかなと考えてみましたが、うーん…
「抗微生物薬適正使用の手引き」に書いてあるから○○を処方しましょうという介入もありかもしれませんが、ちょっと短絡的過ぎる気がします。取っ掛かりとしてはいいのかもしれませんが、どうしてその抗菌薬の選択が必要になるのかということを理解して頂かないと、新たな不適切使用を生み出すだけかもしれません。
色んな形で情報提供するしかないですかね。そう、勇気をもって!私たちがやらなかったら誰がやるんですか!!情報提供もしないで、処方する側のせいにばかりしていてはいけませんよ。突然思い出したように処方傾向が変わることもありますしね。地道に頑張っていきましょう!
また情報交換しましょうね!

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