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2017年12月17日 (日)

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2017.12)(薬剤管理指導料の算定が始まりまして)

気が付けば、先日で今の職場で働き始めて4年が経ちました。早いものです。色々ありましたね、思い出したい事も思い出したくない事も。

当院では先月から薬剤管理指導料の算定が始まりました。人員に恵まれず、またシステムの導入が遅れたこともあり、ようやくですよ、ようやく…
今まではそれに関する仕事に全くフィーが付いていなかったのですから、我が薬剤部はただの不採算部門だったわけで。個人的には肩身の狭い思いをしていました。まあ、周りは決してそんなことは思ってないでしょうけど。


その薬剤管理指導料に関して、ずっと気になってるが施設基準なんですよね。

「1 薬剤管理指導料に関する施設基準
(1)
当該保険医療機関に常勤の薬剤師が、2人以上配置されているとともに、薬剤管理指導に必要な体制がとられていること。
(2)
医薬品情報の収集及び伝達を行うための専用施設(以下「医薬品情報管理室」という。)を有し、常勤の薬剤師が1人以上配置されていること。
(3)
医薬品情報管理室の薬剤師が、有効性、安全性等薬学的情報の管理及び医師等に対する情報提供を行っていること。

(4)
当該保険医療機関の薬剤師は、入院中の患者ごとに薬剤管理指導記録を作成し、投薬又は注射に際して必要な薬学的管理指導(副作用に関する状況把握を含む。)を行い、必要事項を記入するとともに、当該記録に基づく適切な患者指導を行っていること。
(5)
投薬・注射の管理は、原則として、注射薬についてもその都度処方せんにより行うものとするが、緊急やむを得ない場合においてはこの限りではない。
(6)
当該基準については、やむを得ない場合に限り、特定の診療科につき区分して届出を受理して差し支えない。」


このうち(1)(3)が本当に必要なのかな?と。(1)薬剤師1人でもできるでしょうし、(2)専用の施設が必要な理由が分かりませんし、そこに人をわざわざ配置する必要なんてないでしょうし、おかげで薬剤管理指導に人が割けませんし、(3)別にそこに配置されている薬剤師じゃなくても情報提供はできますし。
この施設基準は、薬剤師の少ない施設にとってはかなり厳しい基準だと思います。1人薬剤師だったら、どれだけ患者指導をして、患者管理をして、医師等に情報提供をしてもフィーが発生しないのですからね。
色んな経緯があってできた算定要件だとは思いますし、それをよく知らない立場で語るのはよくないかもしれませんが。
なんか、病薬関連の診療報酬は大きな病院で算定できるものばかりが増えて、小規模な病院は見てもらっていない気がするのですが…きっと被害妄想ですね。そんなことを言う前に、自分たちがどんな業務を行って、どういった貢献をしているのかということをアピールしていかないといけませんね。


愚痴っぽくなってすみません。話題を少し変えて。


薬剤管理指導料の算定の開始とともに、薬歴の記載が始まりました。保険薬局に勤めていた時以来4年ぶりに薬歴を書いているのですが、その内容がひどくて()数を重ねるごとに少しずつ思い出して、慣れてきました。患者さんへのアプローチが全く異なるので、記載する内容も保険薬局のものとは異なるので、まだその辺が上手く掴めていないです。
その薬歴に関して、ある時ふと、退院時指導の薬歴を記載していてむなしくなりました。「この薬歴はもう誰にも読まれることはないのか…。誰もフォローしてくれないのか…。」と。つまり、「退院で終わる薬歴」になっていました。「算定要件を満たす薬歴」としてはそれでいいのかもしれません。保険薬局では、全部ではありませんが基本的には次回来局された際にフォローの出来るような薬歴を書いていたような気がします。故に「終わり」はなかったのです。退院時に関しても、そこで「終わり」ではありません。患者さんと薬剤師との関わりは、多くの場合外来で保険薬局の薬剤師に引き継がれます。
「始まり」もそうです。患者さんと薬剤師との関わりは「入院」で始まったわけではなく、入院前は外来にて薬局薬剤師にフォローされていることが多いと思います。それを、「入院」を「始まり」として、「退院」を「終わり」として薬歴書くのはとても違和感があったのです。

特に当院の場合、入院は「繋ぎの場」なのかなとよく思います。それ故に、「繋ぐ」ことを意識して薬歴の記載や指導、また入院時や退院時の情報共有をしていかないといけないと感じております。

とか思いながら、退院時に「施設間情報提供書」や入院中の治療内容が記載された「お薬手帳シール」
(これは「退院時薬剤情報管理指導料」の算定要件ですので)を作成しておりますが、なかなか難しいし、手間がかかりますね。
入院時に関してはまだ何もできていませんので、入院前のことを、保険薬局から情報提供していただくような仕組みも作っていきたいです。医師が診療情報提供書でやり取りしているように。服用歴、副作用歴、治療への意欲や思いなどなど。
あと、転院時の情報提供書の作成に関しても今後の課題です。他の職種はみんなやってますからね。

ここに書いたことがただの理想論にならないように、ちょっとずつ進めていきたいと思います。

そんなこんなで、薬剤管理指導料の算定が始まり、仕事のリズムが全くできずに残業がアホみたいに増えています。若くはなくなってきたので、ほどほどに頑張ります。。。

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