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月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師

2018年4月21日 (土)

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2018.4)(ソクラテス先生の講演会と病薬として薬歴を書いてみての違和感)

今回は4/7,8に大阪でいくつかの勉強会に参加してきましたので、そのレポート的なのを。

4/7
エクスファルマ主催の、ソクラテスこと山本雄一郎先生の講演会に参加してきました。「最高の患者ケアを目指す薬歴とは」「薬局で使える実践薬学から」2部構成でした。特に勉強になった「最高の患者ケアを目指す薬歴とは」について書いていきます。
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うちの病院では、薬剤師不足の影響にて昨年よりようやく薬剤管理指導が再開され、薬局より転職した私はそれ以来の数年ぶりに薬歴を書いているのですが、なかなかしっくりこなくて。薬局時代はスラスラ書いていたのにな…と思いながら。
いくつか疑問点というか薬局の薬歴や服薬指導との違いによる違和感があったのでが、今回講演をお聞きしたり後で質問したりして、幾分かは解決できたのかなと感じています。そのことについて5つの項目に分けて以下に書いていきます。

まず前提として、薬歴を書くことは手段であって目的ではなくPOSの実践を通じてその患者に応じたケアを行うことが最終的な目的ということを、講演の序盤で思い出させていただきました。これはつい忘れがちになるので、しっかり認識しておかないといけないなと思いました。


①入院で始まり退院で終わる薬歴
これはすごく違和感があるんですよね。“本当に”入院で始まり退院で終わる患者さんならいいですが、そうではなく入院は生活の一部であり、入院前も入院後も薬と付き合っていく患者さんの方が圧倒的に多いです。なので、入院中だけの薬歴になることがすごく勿体なく思います。うまく薬局と連携して、継続性のある薬歴になればなぁと考えています。事前に問題点が分かっていれば入院中に解決できるかもしれませんし、逆に退院後にフォローしてもらうことができると思いますので。

②指導したい時に自分の都合で指導ができる
これは、いいのか悪いのか…って感じで、薬局では患者さんが来られるのを待っていたので、すごく不思議な感じがします(電話等でフォローされている薬局薬剤師も多くいるようですが)。適切な指導タイミングや回数がまだ掴めてないので、これから掴めるように頑張っていきたいなと。つい、「後で、明日でいっか」と思ってしまい、タイミングを逃してしまうこともあるので…

③情報がとにかく多い
薬局では患者さんから聞き出さないとなかなか情報が入ってこなかったのですが、病院ではカルテ上に様々な情報が載っています。薬局時代からすると考えられないような環境ですが、変に先入観が入ってしまったり、先にアセスメントされてて聞くことがなくなったり、関係ないことが気になったり、薬歴がごちゃごちゃになってしまったり…
ソクラテス流にいうと「クラスタリング」をしないといけない、ってとこですかね。

④薬剤師以外の職種もアプローチしている
③にも少し書きましたが、病院では薬のことについて医師や看護師等の他職種もアプローチしています(正確に言えば、外来でもアプローチしているとは思いますが、カルテが見れないので、したかどうかがよくわからない、というところでしょうか)。自分が聞きたかったことを先に聞かれてしまっている、ということもよくあります。
これに関しては、同じことを聞いてもいのかなと思っています。聞く職種や質問の仕方によって答えが変わることもありますし、時間帯によって答えが変わることもあるでしょうし。“薬剤師”が聞くってことで安心感もあるのかな?と。ソクラテス先生とも話したのですが、その中でも、「薬剤師にしかできないアプローチ」ってのはあると思うので、そこは重視していきたいな、と(副作用の発現タイミングとか、相互作用の影響とか、かな??)

⑤服薬コンプライアンスが問題になることがほとんどない
入院中の薬は、うちでは看護師がしっかり管理しているので、よっぽどのことがなければ服薬コンプライアンスが問題となることがありません。おそらく薬局では一番問題になる項目なのかなとは思います。一つの武器を奪われたような感じで…もちろん、入院時の残薬を確認したり、退院後の生活状況を考慮して用法を調節したりはしますが。
そんな中で一つ大事なのは、自宅に帰ってしっかり継続できるように十分な指導を行っておくことだと思います。いわゆる「薬識」です。「薬識はゆらぐ」。これが今回の講演会で最も勉強になったことです。「薬識」とは、「自分の人生にとって、その薬がどういうものであるか捉えているか」という認識のようです。そしてそれはゆらぐ。つまり、薬が同じであったとしても、患者の薬識が同じであるとは限らない、ということです。入院中は、再教育できる重要な機会かと思います。医療者の認識と異なる場合はしっかりそこを埋め、また不安があるようならそれを取り除き、退院後にアドヒアランスを維持できるようにしていかないといけないと思いました。

病院の服薬指導のいいところは患者さんとゆっくり話ができることですね。薬局だったら待ってらっしゃる方がいらっしゃると短くせざるを得ないことがありましたけどね。特に入院中はみなさん暇なようで、よく話してくださることも多いですし。まあ、効率を考えると話しすぎにも注意は必要ですね。脱線してしまうことも多いですので。
しかしまあ、薬剤師生活は十数年目になりましたが、服薬指導は毎日反省の連続ですね。。。

ちなみに2部では「実践薬学」に沿って様々な豆知識や裏側を教えていただきました。こちらもすごく勉強になりました!あと1部で紹介された、「アップル薬局」での勉強会も素晴らしいなと思いました。
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秋にエクスファルマ主催のソクラテス先生の講演会がまた大阪であるようですよ!

そしてその夜は「居酒屋抄読会」へ。「ネットワークメタ解析」の読み方を勉強してきました。詳細はこちらにまとまっておりますので、よろしければご覧ください。

4/8「化学構造式ワークショップ~薬のカタチを楽しもう~」に参加してきました。薬剤師として現場で働いていて構造式を意識することなんてほとんどないので、どういったときに使えるのかな?と考えながら。
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とても分かりやすく説明してくださったので、比較的容易に理解はできました。アスピリン喘息に使用可能なステロイドと使用できないステロイドの例には、なるほど!と思いながら。
参加し終えて、作用や副作用を考えるときに、構造式を見てある程度推定できることはあるのかなと思いました。特に添付文書にはありとあらゆる副作用情報が載っていますので、本当に起こり得るかを検討することはできるのかなと思います。ただ、あくまでも推定の道具に過ぎませんし、曖昧なところも多いようなので、実際に使っていくのはなかなか難しいなと感じました。

構造式の現場での活用について学びたければ、こちらの書籍がオススメですね。数年前に読みましたが、すごく印象に残っています。



てことで、2日間、よく勉強しました!
あと、ラーメンもよく食べました!(ほんとうはもう1杯食べましたw)
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2018年1月28日 (日)

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2018.1)(餅は餅屋でしょ!)

12月の上旬、地区の餅つき大会があったので参加してきました。私もつかせてもらったのですが、私がつき始めた瞬間に失笑が。どうやらあまりに下手くそだったようです()。やっぱり「餅は餅屋だなぁ」と思った瞬間でした。

そういえば、仕事をしている上で「餅は餅屋だなぁ」と思うことが時々あるなぁと思いまして、ちょっとそのことを書いてみます。
ただ、これを書こうと思っていた矢先、日経DIオンラインで新井先生が先にそのような記事を書かれていました。
・「まずは”薬”をきっちり押さえてほしい

一応、今回のブログはこの記事のパクリじゃないですから!餅つき大会は
12月の上旬で、その時に構想がありましたから!まぁ別にどちらでもいいですが。

2
つの視点から書いていきます。
・病院薬剤師と薬局薬剤師
・薬剤師と他の医療・介護職


(
正直なところ、文章がうまくまとまらず…雰囲気を感じていただけると幸いです。
内容としては、色んな方に怒られそうな気もしますが、まあ一人の薬剤師の意見として理解していただければと。)

まずは「病院薬剤師と薬局薬剤師」についてですが、最近の病院薬剤師って業務の幅を広げ過ぎじゃないか?ってことです。学会で発表を聞いたり雑誌を読んだりしていると、在宅や外来業務、さらには地域の高齢者サロンで話をしている薬剤師までいますね(俺や!)。それぞれ素晴らしい活動だと思うのですが、それって本来は薬局薬剤師の仕事じゃないですか?って業務も多いのではないかと思うのです。
そりゃあ、何でもかんでも院内で済ませれば効率はいいですが、それでいいのかな?と。院外へ上手く外注するというか、役割分担をはっきりさせる必要があるのではないかと思うわけです。任せられことは任さないと、最終的には効率が悪くなってしまいますし。あと、地域という目線でいえば、やはり薬局薬剤師で、それをサポートしたり裏方として働くのが病院薬剤師の役割ではないのかな、と最近思います。
とはいっても難しいですよね。分かります分かります。

次に「薬剤師と他の医療・介護職」についてです。他職種の方に薬に関してアセスメントをしていただくことがありますが、「えっ?何でその方向になってしまうの?相談してくれれば良かったのに…」なんてことが時々あります。重要なことはしっかり相談してほしいな、と。まあでもどれが重要かという判断が難しいんでしょうね。
その他にも、うちの病院の場合は薬剤師が少なくて、他職種の方々に薬剤師の仕事を肩代わりしてもらうことは少なくないので本当に有り難いですし申し訳ないのですが。ただ、薬剤師が行った方が効率の良い業務はありますし、なによりその時間でそれぞれの職種の専門の仕事をしてほしいとも思いますし。忙しそうに見えるようですが、実はそうでもなかったりして。
その逆もあるのかもしれません。新井先生の記事にもあるように、まずは”薬”のことをしっかりやっていきたいですね。
私はこのように考えているので基本的に他職種に丸投げしますから、「ちょっとは手伝えよ!」と思われているかもしれませんね()

少し話は逸れますが、先日某学会のポートフォリオ発表会に参加してきました。患者さんの問題点に気づき、様々な視点から薬剤師が介入した症例を聞き、素晴らしいなと思いました。ですが…なぜ医師、看護師、その他の医療介護職種と連携していないのだろう、相談したら違う解決策があったのでは?という発表がちらほら。私が病院に来て最も良かったと思うことの1つは、他職種の役割を知ることができたことです。病院の中にいるから相談しやすいというのもありますが、困ったときはよく相談させてもらっています。彼らが問題解決の手段を持っていることも多いですからね。専門的な知識だと絶対に敵わないですから。薬局だとなかなか難しい部分もあるかと思いますが、そういった連携も重要なのではないかと思います。

てことで、来年に向けて餅つきの練習しておきます!(笑)


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2017年12月17日 (日)

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2017.12)(薬剤管理指導料の算定が始まりまして)

気が付けば、先日で今の職場で働き始めて4年が経ちました。早いものです。色々ありましたね、思い出したい事も思い出したくない事も。

当院では先月から薬剤管理指導料の算定が始まりました。人員に恵まれず、またシステムの導入が遅れたこともあり、ようやくですよ、ようやく…
今まではそれに関する仕事に全くフィーが付いていなかったのですから、我が薬剤部はただの不採算部門だったわけで。個人的には肩身の狭い思いをしていました。まあ、周りは決してそんなことは思ってないでしょうけど。


その薬剤管理指導料に関して、ずっと気になってるが施設基準なんですよね。

「1 薬剤管理指導料に関する施設基準
(1)
当該保険医療機関に常勤の薬剤師が、2人以上配置されているとともに、薬剤管理指導に必要な体制がとられていること。
(2)
医薬品情報の収集及び伝達を行うための専用施設(以下「医薬品情報管理室」という。)を有し、常勤の薬剤師が1人以上配置されていること。
(3)
医薬品情報管理室の薬剤師が、有効性、安全性等薬学的情報の管理及び医師等に対する情報提供を行っていること。

(4)
当該保険医療機関の薬剤師は、入院中の患者ごとに薬剤管理指導記録を作成し、投薬又は注射に際して必要な薬学的管理指導(副作用に関する状況把握を含む。)を行い、必要事項を記入するとともに、当該記録に基づく適切な患者指導を行っていること。
(5)
投薬・注射の管理は、原則として、注射薬についてもその都度処方せんにより行うものとするが、緊急やむを得ない場合においてはこの限りではない。
(6)
当該基準については、やむを得ない場合に限り、特定の診療科につき区分して届出を受理して差し支えない。」


このうち(1)(3)が本当に必要なのかな?と。(1)薬剤師1人でもできるでしょうし、(2)専用の施設が必要な理由が分かりませんし、そこに人をわざわざ配置する必要なんてないでしょうし、おかげで薬剤管理指導に人が割けませんし、(3)別にそこに配置されている薬剤師じゃなくても情報提供はできますし。
この施設基準は、薬剤師の少ない施設にとってはかなり厳しい基準だと思います。1人薬剤師だったら、どれだけ患者指導をして、患者管理をして、医師等に情報提供をしてもフィーが発生しないのですからね。
色んな経緯があってできた算定要件だとは思いますし、それをよく知らない立場で語るのはよくないかもしれませんが。
なんか、病薬関連の診療報酬は大きな病院で算定できるものばかりが増えて、小規模な病院は見てもらっていない気がするのですが…きっと被害妄想ですね。そんなことを言う前に、自分たちがどんな業務を行って、どういった貢献をしているのかということをアピールしていかないといけませんね。


愚痴っぽくなってすみません。話題を少し変えて。


薬剤管理指導料の算定の開始とともに、薬歴の記載が始まりました。保険薬局に勤めていた時以来4年ぶりに薬歴を書いているのですが、その内容がひどくて()数を重ねるごとに少しずつ思い出して、慣れてきました。患者さんへのアプローチが全く異なるので、記載する内容も保険薬局のものとは異なるので、まだその辺が上手く掴めていないです。
その薬歴に関して、ある時ふと、退院時指導の薬歴を記載していてむなしくなりました。「この薬歴はもう誰にも読まれることはないのか…。誰もフォローしてくれないのか…。」と。つまり、「退院で終わる薬歴」になっていました。「算定要件を満たす薬歴」としてはそれでいいのかもしれません。保険薬局では、全部ではありませんが基本的には次回来局された際にフォローの出来るような薬歴を書いていたような気がします。故に「終わり」はなかったのです。退院時に関しても、そこで「終わり」ではありません。患者さんと薬剤師との関わりは、多くの場合外来で保険薬局の薬剤師に引き継がれます。
「始まり」もそうです。患者さんと薬剤師との関わりは「入院」で始まったわけではなく、入院前は外来にて薬局薬剤師にフォローされていることが多いと思います。それを、「入院」を「始まり」として、「退院」を「終わり」として薬歴書くのはとても違和感があったのです。

特に当院の場合、入院は「繋ぎの場」なのかなとよく思います。それ故に、「繋ぐ」ことを意識して薬歴の記載や指導、また入院時や退院時の情報共有をしていかないといけないと感じております。

とか思いながら、退院時に「施設間情報提供書」や入院中の治療内容が記載された「お薬手帳シール」
(これは「退院時薬剤情報管理指導料」の算定要件ですので)を作成しておりますが、なかなか難しいし、手間がかかりますね。
入院時に関してはまだ何もできていませんので、入院前のことを、保険薬局から情報提供していただくような仕組みも作っていきたいです。医師が診療情報提供書でやり取りしているように。服用歴、副作用歴、治療への意欲や思いなどなど。
あと、転院時の情報提供書の作成に関しても今後の課題です。他の職種はみんなやってますからね。

ここに書いたことがただの理想論にならないように、ちょっとずつ進めていきたいと思います。

そんなこんなで、薬剤管理指導料の算定が始まり、仕事のリズムが全くできずに残業がアホみたいに増えています。若くはなくなってきたので、ほどほどに頑張ります。。。

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2017年12月 2日 (土)

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2017.11)(11月は薬剤耐性(AMR)対策月間、また11月第3週は世界抗菌薬啓発週間でしたね!)

気付けば12月になってました…

11月は薬剤耐性(AMR)対策月間、また11月第3週は世界抗菌薬啓発週間でしたね!

今年は様々な啓発活動が行われておりました

例えば、AMRリファレンスセンターのホームページ。今年の9月に開設されたようですが、びっくりするくらいクオリティが高い!11月には立て続けに様々なページがアップされていました。医療者でも一般の方でもすごく勉強になると思いますので、一度じっくりと見てほしいです。超絶怒涛のオススメです!

また厚生労働省は、啓発のために『機動戦士ガンダム』とコラボレーションし、ポスター・リーフレットの作成とSNSなどを通じた情報発信を行いました。

・「薬剤耐性(AMR)の対策の啓発に『機動戦士ガンダム』を起用」

ガンダムのことをほとんど知らない私にはほとんど響かないのでありますが…()でもたぶんすごいことなんだろうな…

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病院によっては11月に合わせて取り組みをされてところもあるようですが、当院は完全に出遅れてしまい、何も啓発活動ができませんでした。反省です。来年はしっかり計画を立てて、病院としての啓発活動ができればと考えております。

 

そんな11月に合わせたわけではありませんでしたが、先日某学術大会で当院の経口抗菌薬の処方状況と今後の課題について発表してまいりました感染については人並みくらいの知識ですし、口頭発表の経験はほとんどなかったので、つたない発表になってしまいましたが…。簡単にまとめると、使用量は減ってきているものの、課題は満載といったところです。アンチバイオグラムを作成し、その結果にて処方提案したのはかなり効果的でしたね。小規模な病院だからこそ細かい解析ができ、興味深いデータが続々と出てきたので、調べて良かったと感じております。これを活かして、今後どういった取り組みをしていこうか考えているところです。

 

その経口抗菌薬につきまして、先日薬局薬剤師と意見交換をする機会がありまして。感じたのは、やはり抗菌薬については詳しくない方が多いなということでした。「やはり」というのは私が薬局時代にそうでしたし、周りもそうだったからです。
病院では
注射剤の抗菌薬を使用するので扱う種類が多いですし、培養、グラム染色、感受性試験などといった薬局では触れることの少ない情報にも触れます。そういった意味では病院薬剤師の方が興味を持ったり詳しくなるのは仕方ないですね(一応、薬局薬剤師でも詳しい方はいらっしゃいますし、病院薬剤師でも詳しくない方がいらっしゃるというのは付け加えておきます。)。そういった意味で薬局薬剤師への教育や情報共有は病院薬剤師が積極的に行わないといけないのかなと感じておりますし、私の来年の課題と一つとして取り組んでいきたいと考えております。あと、地域の診療所も巻き込んでいけたらいいんですけどね。
ただ、経口抗菌薬の処方動向は変わりつつあると認識しています。特に小児科はずいぶん減った印象です。医師と抗菌薬の話をすると、抗菌薬を減らすように言われているのは知っている、といったことを皆さんおっしゃいます。これは様々な啓発の成果なのだと思います。なので、多くの医師が気にしている可能性がありますし、特に薬剤師のいない診療所なんかは、薬局薬剤師に相談する機会も増えてくるんじゃないかなと思います。実はそう考えているけれどもどうやって相談をしようとしているか悩んでいる段階かもしれません。

 

てことで、私は病院薬剤師になったときには抗菌薬に関しての知識はほとんどなかったのであります。なので必死に勉強しました。かなり時間がかかって人並みくらい(自称ですが…)になりました。私が学習する上で役に立った勉強会や書籍を紹介しておきます。

 

勉強会

・感染症倶楽部

私にとってこの感染症倶楽部との出会いは本当に大きかったと思います。最初に参加した時はほとんど何を講義されているのかが分かりませんでしたが、徐々に理解できるようになっていきました。初学者にも大変わかりやすい講義をしていただけますので、特に北陸方面にお住まいの方にはお勧めの勉強会です!

 

書籍

感染症プラチナマニュアル 2017

毎年更新されて、私自身毎年購入しているくらいのお気に入りです。コンパクトにまとまっていて見やすいですし、簡潔に分かりやすく説明してあります。

抗菌薬の考え方、使い方Ver.3

とにかく分かりやすいです!私が抗菌薬の勉強をしようと思って最初に読んだ本がこの本でホントによかったです。今まで何も知らなかったんだなと痛感しましたし、もっと勉強してみたくなりました。

レジデントのための感染症診療マニュアル 第3版

値段が高いんですよね。。。ただ周りの評判が高かったので、迷いに迷った挙句に購入しました。様々なことが載っていますし、今は辞書代わりに使っていますね。高くてページ数があるだけに、とても詳しく書いてあるので、困ったときに便利です。

かぜ診療マニュアル

風邪診療に関して、これでもか!というくらい密度の高い内容で書かれています。抗菌薬以外の風邪全般のことも多く記載されています。風邪の処方と接する機会の多い薬局薬剤師はこういった書籍も良いかと思います。

 

最後に、私のお友達のるるー主さんがこの抗菌薬啓発週間に関連してブログ11月の3週は世界抗菌薬啓発週間です』を書いてらっしゃいました。
最近よく、「患者側」の啓発について耳にします。私自身、今までのブログで書いたように患者への啓発を少しですが行っていますし、るるー主さんも行われているようですね。
彼は「患者がダダをこねて抗菌薬を欲しがるから、不適切な抗菌薬使用が多いわけではありません。抗菌薬を不適切に出す医師が多いからです。」とおっしゃっております。これには激しく同意します。
「患者側」の教育より「処方側」の教育の方がぜっっっったいに重要です!結局患者教育をしたところで、医師が不適切に処方してしまえば意味がないんですよね。もちろん患者教育が不要だとは思いませんし、それはこれからも地道に続けますが。
では、どうやって介入するのか。やはりここが難しいですよね。病院薬剤師の立場ならまだしも、この薬局薬剤師からの介入というのはとても難しいように思います。昔の薬局薬剤師時代を思い出しながら、どうやって介入すればいいかなと考えてみましたが、うーん…
「抗微生物薬適正使用の手引き」に書いてあるから○○を処方しましょうという介入もありかもしれませんが、ちょっと短絡的過ぎる気がします。取っ掛かりとしてはいいのかもしれませんが、どうしてその抗菌薬の選択が必要になるのかということを理解して頂かないと、新たな不適切使用を生み出すだけかもしれません。
色んな形で情報提供するしかないですかね。そう、勇気をもって!私たちがやらなかったら誰がやるんですか!!情報提供もしないで、処方する側のせいにばかりしていてはいけませんよ。突然思い出したように処方傾向が変わることもありますしね。地道に頑張っていきましょう!
また情報交換しましょうね!

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2017年10月 6日 (金)

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2017.10)(インターネット上の医療情報)

いわゆる‘トンデモ’医学情報というのは本当に多くて。インターネット、TVSNS、書籍などなどに溢れていますよね。もう何が何だか分からないです。でもこれって医療に関する情報だけではないんですよね、きっと。
こんな情報をたくさん見ていると、医療以外の情報もきっと同じように‘トンデモ’情報が猛威を振るっているのではないかと思ってしまうわけです。だからものすごく注意しています。人間不信ならぬ情報不信ですね。
そういえばこんな記事も出てましたね。

医療法改正によるウェブサイト規制「Twitterやブログも対象にする方針」 範囲めぐり議論
10/7の「第5回医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会」での話題のようです。資料にそのような明示はありませんが、議論の中で話が出たのでしょうかね。

そんなわけで、今日はインターネット上の医療情報について書いていきたいと思います。
インターネット上の医療情報の文献といえば、真っ先にこれが頭に浮かびます。

Differences in the quality of information on the internet about lung cancer between the United States and Japan.
(
米国と日本の間での肺癌についてのインターネットの情報の質の差)
J Thorac Oncol. 2009 Jul;4(7):829-33.
PMID:19550244

(
というより、これしか知らないんですけどね)(英語が苦手な方は、こちら でこの論文が少し紹介されていますので、参考にどうぞ)
簡単に紹介しますと、日本のgoogleyahoo、米国のgoogleの各検索サイトにてⅣ期非小細胞肺がんの治療について「肺癌-lung cancer」をキーワードにして検索。上位50サイトのうち、重複やリンク切れを除いた各274435サイトを対象にして正しい情報(標準治療のようです)が記載されているかどうかを調べたものです。
結果は次のグラフをご覧ください。一目瞭然です。
Photo
米国のgoogle28(80%)が正しい情報だったのに対して、日本のgoogle10(37%)yahoo20(45%)しか正しい情報がなかったようです。また、日本のgoogle7(15.9%)yahoo7(25.9%)は代替医療について書かれていたようです。
またサイトの運営者も大きく異なるようで、米国ではNPOや公的機関が最も多いですが、日本ではそれらは少なく、医療機関が多くなっています。
この論文は2009年の論文なので、実際に私も「肺癌」を検索してみましたが…怪しい情報がチラホラ見られますね。それぞれの医療機関が情報を発信しているという特徴は大いに見てとれました。いいのか悪いのかよく分かりませんが。


また、「平成27年度社会課題解決のための新たなICTサービス・技術への人々の意識に関する調査研究」という研究がありまして、「健康や医療について調べたいことがある場合」の情報検索ツールについての問いがありました。結果はこちらです。

インターネットの検索サイトで検索するというのが圧倒的に多く75.2%となっています。質問サイトを加えると8割を超えますね(インターネットを介しての調査なのでこれだけの結果になったという可能性もありますね)。しかし、その中の情報は…。

話は少し変わってヘルスリテラシーの話へ。ヘルスリテラシーについては以前こちら で取り上げましたので、よろしければご覧ください。
その中で日本人のヘルスリテラシーが低いことを紹介しましたが、その文献の中で医療情報に関連する部分を取り上げます。元論文はこちら ですね(この文献とその周辺のことに対する私の考えはこちらで取り上げております。)。今回の話題に最も関連のある「ヘルスケア評価」メディア(テレビ、インターネット、その他のメディア)から得た病気に関する情報が信頼できるかどうかを判断するのはという設問に対して、欧米人は49.7%が難しいと答えたのに対して、日本人は73.2%が難しいと答えたというものです。
(
こちら のサイトの表を使用しています。)
Photo_3

これまでのことをまとめると、日本は検索サイトが充実していない上に、日本人は情報の信頼度の判断もできない、となります。逆に、情報の信頼度の判断ができないから、悪質なサイトが横行しているとも言えそうです。

この状況を憂いてばかりいるわけにもいきませんが、個人として対抗するのははなかなか難しいなと感じております。不特定多数の方に情報提供をするのは私には難しく、私より上手な方にお任せしようと思います。で、自分に何ができるのかな?と考えたときに思い浮かぶのが地道な啓発活動です。
このブログでは何度か書いていますが、今年から地域の高齢者サロンで少しお話をさせていただいております。その時にこの‘トンデモ’医学情報の話もしています。こんな感じで。
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この時にお伝えしているのが、「鵜吞みにせずに、信頼できる医療者に相談してください。」ということです。このような情報が氾濫している中で、一般の方が判断するのは難しいのではないかと思うのです。医療者といってもたくさんおりますので、医者でも看護師でも薬剤師でもいいとは思います。そういった方に相談することができれば、簡単にだまされることはないのかなと思うのです。
この話をしたら、「信頼できる医療者がいない。」という意見をお聞きしました。確かにそうですよね。普段病院にかからず、知り合いに医療者がいない場合も十分にあります(主治医を信頼していないという場合もあるようですが。。。)。海外ではかかりつけ医がある程度決められている国もあるので、日本の現状の制度の残念なところかもしれません。そんな方は、まず誰か知り合いに話してみるのがいいのかなと思います。一人で考えていると思い込んでしまうこともありますのでね。知り合いの信頼できる医療者を紹介してもらえるかもしれませんし。その相談相手が‘トンデモ’信者ではないことを祈りながら。。。

それに加えて、適切な情報サイトや書籍を紹介するということをしています。先月のブログ にも載せましたが、私がサロン等の活動で紹介しているのがこちらになります。

・「抗がん剤は効かない」の罪 勝俣範之()
いわゆる近藤本に対して書かれた本です。あれを鵜呑みにしてしまうのは危険なので、その前に一般の方には読んでほしいですね。
勝俣先生は様々なところで講演をされておりまして、そのスライドをSlide Shareにて共有されております。先日共有されました正しい医療情報を得るためには はとても勉強になりましたし、今回のテーマにピッタリなので、ご紹介させていただきます。
・「ニセ医学」に騙されないために NATROM()
巷に溢れている、いわゆる「ニセ医学」に対して書かれた本です。一般の方にどれが「ニセ医学」なのかを理解するのは難しいと思いますので、こういった書籍を読んで免疫をつけてほしいです。
・「原因と結果」の経済学 中室牧子、津川友介()
こちらは医学の本ではなくて、経済学、統計学の知見からの書籍ですが、その中で「因果関係」と「相関関係」の違いや、「臨床試験の見方」を学ぶことができます。

・朝日新聞 apital 「これって効きますか?」
こちらはインターネットサイトですが、大阪大学大学院医学系研究科統合医療学寄附講座の大野智教授による週1回の連載です。医療に関する情報の収集の仕方を中心に丁寧に書かれています。一般の方にも非常に分かりやすく書かれているのでオススメです!

この他にもたくさん信頼できるサイトや書籍はあります。医療関係者に聞けば一つや二つ知ってるんじゃないでしょうか??一般の方は、医療者に「どこを、何を見て勉強すればいいですか?」と聞いてみるのもいいのではないかと思います。

てことで、これからも地道に活動していきたいと思います。


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2017/10/8 追記
てことで、今回はるるーしゅさんの呼びかけにて、薬剤師ブロガーの賛同者で同じテーマのことを取り上げて、同日にアップしてみました。
書いてくださった皆さんの記事を紹介しますね。


るるーしゅさん:『立てよ!薬剤師
熊谷信さん:『専門家が正しい情報を発信し続けることの重要性
kuriedit
さん:『お知らせ
けいしゅけさん:『薬剤師に医療情報ブログのネット検索結果の上位は勝ち取れますか?
ネーヤさん:『情報弱者~雑誌とテレビと、時々、ネット~
Fizz-DIさん:『検索結果に医薬品の違法・不正流通サイトを見つけた時は~フィードバックと薬剤師の情報発信 | お薬QA 〜Fizz Drug Information
ミニ丸さん:『「立てよ、薬剤師」→「「「「はい!」」」」
みやQさん:『インターネットで医療情報を検索するとえらいことになった
むむさん:『勃てよ、薬剤師!
やくちちさん:『あなたのクリックが患者さんを救う!
よっしーさん:『健康食品の「妥当な情報」とは?まずは情報発信が増えて欲しい!
くわばらさん:『立てよ薬剤師!
※漏れている方がいらっしゃいましたらすみません!!

最後にお願いです。
読んで気に入った記事があれば、どんどん拡散してください!

お願いしまーす♪

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2017年9月18日 (月)

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2017.9)(「薬との付き合い方、サプリと健康食品」についての一般向け講演)

先日、町の健康づくり施策()の一環で、一般の方向けにお話しする機会をいただただきまして。「薬との付き合い方、サプリと健康食品」という題目で45分話してきました。聞かれていたのは2,30人で、平均年齢は60代中盤、9割女性でした。
せっかくなので、こちらでその内容を共有したいと思います。健康に興味のある方向けということで、ちょっと攻めてみました。

最初の自己紹介がてら、「スポーツファーマシスト」の紹介を少し。
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来年本県で国体があることもありまして、いい機会でしたので。意外と反応がよかったですね。話し方がよかった?()病院の薬でも市販薬でも引っかかることがあるんですよね、とか言いながら。ちょうど先日国体でのドーピング違反の報道もありましたし、県内の選手でしたし。

あと、薬剤師の業務を紹介しつつ本題へ。
「薬との付き合い方」については、いつも出前講座でやっている内容でして、以前こちらに書いたのとほとんど同じ内容でした。
これに加えて、最近は「‘トンデモ’医学情報」の話をしています。
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さらに今回は、
「‘トンデモ’医学情報」に参考になるいくつか書籍を紹介しました。

・「抗がん剤は効かない」の罪 勝俣範之()
いわゆる近藤本に対して書かれた本です。あれを鵜呑みにしてしまうのは危険なので、その前に一般の方には読んでほしいですね。
・「ニセ医学」に騙されないために NATROM()
巷に溢れている、いわゆる「ニセ医学」にメスを入れた本です。一般の方にどれが「ニセ医学」なのかを理解するのは難しいと思いますので、こういった書籍を読んで免疫をつけてほしいです。
・「原因と結果」の経済学 中室牧子、津川友介()
こちらは医学の本ではなくて、経済学、統計学の知見からの書籍ですが、その中で「因果関係」と「相関関係」の違いや、「臨床試験の見方」を学ぶことができます。

あと、お薬手帳と抗生物質の話のところで動画を流したかったのですが、時間がなくて断念しまして。せっかくなので、こちらで共有しておきますね。
総統閣下がおくすり手帳を持たない方にお怒りのようです。

3分動画 抗生物質が効かなくなる日

どちらもぜひ、一般の方に見てほしかったんですよね。反応も知りたかったんですし()

続きまして、「サプリと健康食品」の話。
ほんと、話したいことが多すぎて困りました。スライドは半分くらいお蔵入りになりましたね。。。
で、一般の方は何を知りたいのかな?と。「安全性」「有効性」「選び方」こんな感じなのかなと思い、話を組み立てました。
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まずは健康食品の分類分け(トクホ、栄養機能食品、機能性表示食品、その他の健康食品)から。この話はイマイチ盛り上がらないだろうからあまりしたくなかったのですが。これを理解しないと始まらないからとりあえずしましたけど、やっぱりイマイチでした。。。
それにしても、あまり知らなかったんですが、「機能性表示食品」という制度はとんでもなくひどい制度だと思いましたね。消費者に委ねすぎ。やはり経済政策以外の何ものでもない気がします。。。
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「消費者を欺く宣伝文句」ウケました!これ以外にも色々と噂は聞きますが、ほんとひどいっすね。
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次は「安全性」について。

アメリカでの栄養補助食品に関する救急受診に関する文献の話も織り交ぜながら。日本での健康食品による有害事象を少し紹介。ついでに先日の「プエラリア・ミリフィカ」の話もしておきました。あと、海外製のものは危険ですよ、と付け加えておきました。
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次は「有効性」について。
まずは、たまたまテレビで見かけた「著名人」の感想を引き合いに出して、個人の感想や有名人の意見は鵜呑みにしちゃダメですよ、と。あと〇〇博士とかいうのも気にしなくていいと。
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で、どうして効いたように思ってしまうのか?というお話。「3た論法(参考:朝日新聞apital「あの人に効いたら、私にも効くのか?」 )」「プラセボ効果」の話をしました。プラセボ効果の話題では。風邪薬もほとんどプラセボですよ、とか言ってしまいました。。。まあいいや。
さらに、マルチビタミンの長期服用の文献を紹介。私の文献の選択バイアスもあるとは思いますが、ほとんど効果はみられないことをお伝え。効果的という報告もあるようですが、間を取ればほとんど効果がないように思います。Caサプリ等他のビタミン・ミネラルサプリについても話をしたかったのですが、時間がなく、私の下調べも足りずに、それは断念。

次に怪しい健康食品たちの「ワード」をたくさん紹介。公開したいところですが、ここで公開すると、「その界隈」の人たちから袋叩きにあいそうなので止めておきます()ついでに空間除菌の話もして、全否定しておきました。このスライドはかなり盛り上がりました。空間除菌効果は知らない方が多かったですので、伝えられてよかったな、と。一応、医学の常識は数年後にひっくり返ることがあるので、という言い訳はしておきました。

次は、「あのトクホはどのくらい効くのか?」ということで、「体脂肪を減らすのを助ける」という某トクホの論文を読んでみました。あっ、日本語の論文ですからね!しかしまあ、トクホの効果を示した論文は一般公開しておいてほしいんですけどね。なんで金を払って買わないといけないのか…てことで、斬っておきました!

アウトカムについても確認しておきました。これが大切です。

で、まずは商品のホームページに出てきているグラフを使いながら、「批判的吟味」のポイントを紹介。
・患者層(この商品の試験は、対象がBMIの高い人というのがポイントでした)
・使用量、期間(あくまでもこの量、期間での報告ということが大切)
・対照群があることが重要!ということ
RCT(ランダム化比較試験)(説明もしておきました)が望ましいこと。
・アウトカム

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こんな感じで、アウトカムの確認をしました。
「ヒトを対象とした試験が重要」というのを伝えるのを忘れてましたね…

で、論文に書かれている結果を見ていきました。グラフには「腹部全脂肪面積の低減」が謳われていましたし、それは事実ではありますが、論文を読むと体重や腹囲に変化はないことが分かりました。驚かれている方が多かったですね。やはりそういったところに期待があったのでしょう。ちなみに有害事象に差はなかったです。
で、再びアウトカムの話。「代用のアウトカム」と「真のアウトカム」を意識しましょう!という話をしました。疼痛のアウトカムはちょっと違うかもしれませんが。ダイエットの真のアウトカムは何でしょうね?人によって違うでしょうね。体重なのか、スマートになることなのか、モテることなのか、疾患の改善なのか。
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最後に「健康食品のまとめ」を。
まずは、『いわゆる「健康食品」に関するメッセージ』を紹介。一番強調したのは、まとめに書いてあった「健康の保持・増進の基本は、健全な食生活、適度な運動、休養・睡眠です。」ということ。やはりこれに尽きます。
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次に、若干強引に、日本人のヘルスリテラシーが諸外国に比べて低めであることを紹介。これは私が言いたかっただけ。ほんとはじっくり紹介したかったけど、時間がなくて断念。
で、最後のスライド。なんだかんだでこれが超大事。
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散々disっておいて、最後にこんなことを言うのは卑怯な気もしますが、でもまあそんなものなのかな、と。

最後の最後に、お薦めのホームページと書籍を紹介。
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特におすすめは、
・朝日新聞
apital 「これって効きますか?」
毎週毎週勉強になります。一般の方は情報の収集方法など、凄く勉強になるのではないか、と。いくつか、今回の参考にさせていただきました。

あと、書籍はこちらがオススメ。

・健康になれない健康食品~なぜニセ情報はなくならないのか~(佐藤健太郎 著)
いくつか読んだのですが、これが一番上手くまとまっていた気がしますし、大変勉強になりました。他の書籍は、明らかに健康食品やサプリを
disってたので、、、

そんなこんなで、45分のところを60分くらいしゃべって終了。すみませんでした!
テーマの幅が広すぎて、45分はしんどかったです。
若干disりすぎたり、極論を言い過ぎたことは反省です。途中で楽しくなってきて、つい言いすぎてしまったりも。その辺の「いい塩梅」というのは難しいですね。

てことで、今回話をした感想

・一般の方に話をするのは難しいけど、楽しい!
・薬剤師がこういった情報発信をする「場」をもっと増やさないといけない!
・「トクホ」とか「機能性食品」とか、商品も制度もほんと酷い!


来年も機会があれば、今回の反省を活かして頑張りたいです♪

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2017年8月12日 (土)

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2017.8)(「高校生セミナー~薬剤師になるには~」に裏方として参加しました)

昨日、「平成29年度高校生セミナー~薬剤師になるには~」に裏方として参加して参りました。

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会場に着いたらこんな感じでした。席の追加をしないといけないくらい参加していただきました。感謝です。

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内容は、まず第1部として薬剤師になる方法や大学での授業内容の簡単な紹介や、若手薬剤師からのメッセージとして病院薬剤師、薬局薬剤師、行政薬剤師、医薬品卸の管理薬剤師、製薬メーカーの薬剤師の立場からの業務内容の紹介、第2部として数大学担当者が来られておりましたので、そこでの大学案内や進路相談、先ほど業務内容を紹介した薬剤師との相談、薬剤師会による奨学金紹介や就職支援といった内容でした。


まずは第1部から。冒頭に県内の薬剤師の状況についての話がありました。その状況が書いてあるパンフレットがこちら。

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うーん、なかなか厳しいですね…

で、業務内容の紹介。高校生に分かりやすく説明するのは難しいな、と思いながら聞いていました。「調剤」とか「処方箋」とか「鑑査」とかいう言葉を使っている方もいたのですが、理解できたのかな?少なくとも私が高校生だったころを考えると難しいのではないかな、と。そういったこともあり、病院薬剤師についての説明はイマイチだったような。若い子だったから…。薬局薬剤師の紹介は、中堅の方がされたこともあって、すごくうまかったです。個人的なベストアクトは卸の管理薬剤師でした。魂がこもっていて、圧倒されました。高校生にも届いたんじゃないかな。製薬メーカーについての説明は、うちの県には製薬メーカーがK社くらいしかなくて、GEメーカーだから、製剤的な話が中心で。出来れば新薬開発に関する話をしてもらった方が興味を持ってもらえたと思うけど、やっぱり県内メーカーじゃないといけないのかな…

2部の相談コーナーに関しては、興味ある子や親御さんは熱心に聞き入っておられましたね。まだそこまでイメージがわかない子もたくさんいたように思いますが。

全体を通して感じたのは、結局高校生たちは何を聞きたかったのかな?ってことです。でもたぶん、何を聞きたいかどうかも分からなかったのではないかな?と思います。だからこそ、こちらから色んな情報を提供してあげないといけないのではないか、と思いました。

先に紹介したように、うちの県は薬剤師が少ないです。薬剤師になるには薬学部に入らないといけないのですから、大学進学の時に「薬学部」というのを候補に入れてもらわないといけません。薬剤師が普段いろんなところで目にしたり、接したりする職業だといいのですが、そうではなく近い人には近いけど、遠い人には遠い存在なのかなと思います。私自身が、全く薬剤師が何をするか分からずに入りましたからね。この企画は去年から始まったようですが、そういった意味で、とても重要だと思いますし、今後も継続し、より充実したものになればいいかなと思います。

薬剤師の数が今くらいの数でいいのならこういった活動は必要ないのかもしれませんが、私はそうは思わなくて。薬剤師が薬剤師の行うべき業務をすることで、他職種の負担の軽減になったり、患者さんへの利益になることも多いはずです。まあ、その業務が何なのかというのは様々な意見があるとは思いますが、ちょっとそれは置いておいて。現状では人数の関係もあり、満足にできていない気がしています。より優秀な人を集める意味でもこういった活動は大切ですね。

今回のセミナーで薬剤師や薬学部に少しでも興味を持ってくだされば嬉しいです。
そして薬学部に入り、将来薬剤師になったら、是非福井に帰ってきてほしいな♪
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2017年7月 3日 (月)

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2017.7)(地域住民のヘルスリテラシー向上のために何かできないだろうか?)

一般の方向けにサプリメントや健康食品の話をしてほしいという依頼を受け、何を話そうかと考えていました。おそらく一番興味があるのは「効果」についてではないかと思うのですが、商品数が多すぎるので全てを網羅して話すのは実質不可能です。
時々知り合いから、「〇〇って効くの?」って聞かれるんですけど、傷付けないように当たり障りのないことをいう事が多いです。ネットを見ればたくさん情報が出てるのに…でも、その情報の分別が難しいのかな…と。
そんな時にふと頭をよぎったのが「ヘルスリテラシー」でした。


「ヘルスリテラシー」とは簡単に言えば、「健康情報についての情報リテラシー」です。2012Sorensenらによると、「健康情報を入手し、理解し、評価し、活用するための知識、意欲、能力であり、それによって日常生活におけるヘルスケア、疾病予防、ヘルスプロモーションについて判断したり意思決定をしたりして、生涯を通じて生活の質を維持・向上させることができるもの。「入手」「理解」「評価」「活用」の4つの能力にまとめられ、さらにそれらの能力を発揮する場として「ヘルスケア」「疾病予防」「ヘルスプロモーション」の3つの領域が挙げられる。」と定義づけられています。

サプリメントや健康食品等に関する情報は世の中に溢れています。しかし、それらの情報を利用者がうまく活用できているかと言われれば、そうではないと思います。こういったものにはやや誇張した表現が多いように思いますが、その区別ができてないのではないかと感じています。サプリや健康食品だけでなく、がんや薬のことなどにもそういった情報がかなり出回っているように思います。
(「日本のインターネットのがん情報の半分以上は信頼できない」というような趣旨の報告もあります。こちら→Differences in the quality of information on the internet about lung cancer between the United States and Japan.J Thorac Oncol. 2009 Jul;4(7):829-33.PMID:19550244 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19550244)

ヘルスリテラシーについて調べていると、「日本のヘルスリテラシーはヨーロッパよりも低い」という大変興味深い論文が発表されていることを知りました。
(こちらです→Comprehensive health literacy in Japan is lower than in Europe: a validated Japanese-language assessment of health literacy.BMC Public Health. 2015 May 23;15:505.PMID:26001385 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26001385)
(
この文献に関しては、先日こちらで取り上げて色々考察してみました。よろしければご参考に)
その理由としては、以下の4つが記載されていました。
①日本とヨーロッパとの比較で最も差が大きかったのは「病気になった時、専門家(医師、薬剤師、心理士など)に相談できるところを見つけるのは?」で、日本では6割が難しいと回答したのに対してEUでは1割と差が開いた。
②ジェネラリストとして訓練されているゲートキーパー(すなわち、プライマリケアの医師または看護師)が不足している。
③情報についていえば、日本の調査での項目の中で、「気になる病気の治療に関する情報を見つけるのは」「気になる病気の症状に関する情報を見つけるのは」「メディア(テレビ、インターネット、その他のメディア)から得た健康リスク(危険性)の情報を信頼できるかどうかを判断するのは」で難しいという割合でも差が大きくなっている。これらからは、インターネットを含めた情報の入手先の問題が指摘できる。
④日本の健康科学・医学系の論文を無料で検索できないという問題もある。世界で出版されている論文は、アメリカ国立医学図書館がPubMedというサイトで、無料で論文のデータベースを検索できるようにしていて、要約を読むこともできるし、無料で公開されている論文ならすぐに読むこともできる。しかし、日本語で書かれた論文の多くは検索対象外になっている。
全て納得できる考察ですし、これ以外にも要因はあるのではないかと思います。
じゃあ自分はどこに貢献できるのだろうか?と考えたところ、上記③のような情報の入手や活用についてだと考えました。

先日、高齢者サロンで、少しだけヘルスリテラシー関連の話をしてきました。週刊誌、書籍、ネットの‘偽’医学情報についての話でした。スライドはこんな感じで。
Photo
お聞きしてみると、実際にこういったものを読んだ方もいらっしゃいましたし、それを読んでの不安もあったようです。私の話で少し和らいだのではないかと思っています。このような情報に対して、医療者側が発信していく場というのはとても重要なように感じました。

住民に向けてヘルスリテラシーに関する取り組みをするとなれば、このような「場」をどうやって作るのかが重要なように思います。地域のヘルスリテラシーを高めるにはこういった「場」を多く作り、こちらが発信する情報に触れてもらう必要があります。そういった意味では、病院薬剤師の私からすると、薬局という「場」が羨ましかったりします。
情報の発信に関しては、不特定多数ではなく特定の方々にしていきたいなと考えています。面と向かって対話をしていく方が自分には合っていると思いますので。そして、それを受けた人が周りの方々に伝えてもらえれば、ヘルスリテラシーの高い地域になっていくのではないかなと妄想しております。そんな簡単に上手くいかないでしょうけど。
(
こういったことを相互作用的ヘルスリテラシーと呼ぶようです。ちょっと使い方が変かもしれませんが。相互作用的ヘルスリテラシーについてはこちらをご参照ください。ちなみにこの戦略()『ヘルスリテラシー-健康教育の新しいキーワード-』のP129P140に記載されている福岡県古賀市の取り組みを参考にさせていただきました。ほぼパクリかもしませんが。)

こんな感じで、何か地域に向けてできればなぁと考えております。動く前に地域のニーズを調べたいですねぇ。たぶんあると思うのですが。あと地域診断もやってみたいなぁ。。。

最後に、お薦めのヘルスリテラシー関連について書かれているサイトや書籍を紹介して終わりにしたいと思います。本文も大いに参考にさせていただいております。

インターネットサイト
【健康を決める力】このサイトでヘルスリテラシー(健康や医療に関する情報を探し、理解し、活用する力)を身につけましょう
朝日新聞アピタル 大野智先生による連載 これって効きますか?
Pharmatribune「薬剤師目線で考える 今月、世間を賑わした健康情報」

書籍

ヘルスリテラシー :健康教育の新しいキーワード
「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法

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2017年6月29日 (木)

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2017.6)(退院カンファには薬局薬剤師も病院薬剤師も参加して欲しいな)

最近、退院時共同指導(いわゆる退院カンファ)に呼ばれることが増えてきたのですが、参加して感じていることについて書いていきたいと思います。(あっ、はじめましての方のために。私は田舎の中小規模の病院に勤める薬剤師です。意中の球団が7連敗しており心が荒んでおりますが、頑張って書きますのでよろしければお付き合いください。)

保険薬局における薬学管理料としての退院時共同指導料は、「保険医療機関に入院中の患者について、当該患者の退院後の訪問薬剤管理指導を担う保険薬局として当該患者が指定する保険薬局の保険薬剤師が、当該患者が入院している保険医療機関に赴いて、患者の同意を得て、退院後の在宅での療養上必要な薬剤に関する説明及び指導を、入院保険医療機関の保険医又は看護師等と共同して行った上で、文書により情報提供した場合に、当該入院中1(別に厚生労働大臣が定める疾病等の患者については2)に限り算定できる。」(http://tensuhyo.html.xdomain.jp/28/t/15-4.htmlより)となっています。

しかし実際問題、その対象となる患者はかなり少ないと思うのです。当院に関して言えば、現在訪問薬剤管理指導を受けている患者はゼロです(まあこれは、主に訪問看護師が薬剤の管理をしているからであって、そこに問題があるのかもしれないが、今回はそっとしておきますね)。概ねの方は退院後も外来通院ができます。

でもだからといって薬が管理できる患者ばかりではありません。退院後、薬局薬剤師によるフォローをしっかりと行ってほしい患者はたくさんいます。内服の管理ができない人、吸入・注射等の外用剤の手技・コンプライアンスが不安な人、家族は一緒だけどサポートが期待できない人などなど。

退院カンファは、患者さんの生活、考え、周りのフォロー体制等を把握するのに絶好の場である、と参加していて思います。ここでの話の内容は、薬局でのインタビューから聞き取るのは難しい内容も多く含まれていると思います。種々の情報提供書から知ることもできますが、生の声というのはまた別物のようにも感じます。そして、このような方々における薬の管理というのは、周りの方の協力があって成り立つものだとつくづく感じるのです。

また、退院カンファは退院後にその患者に関わる各方面の方々と顔を合わせるいい機会でもあります。まさに顔の見える関係ですね。それと同時に、自分たちの役割を他職種にアピールする場でもあると思っています。未だに保険薬局のことを「調剤所」、薬剤師のことを「調剤師」としか思っていない他職種は多くいるのが現実ですからね。

なので、薬局薬剤師にも退院後のフォローが必要な患者の退院カンファには来てほしいのです。ただ、現状の制度ではそこにフィーは発生しないんですよね。一人薬剤師等、小規模の薬局が多くを占めることも薬剤師の人数がギリギリの薬局が多いことも理解しています。参加したくてもできない方もたくさんいると思います。でも、そこをなんとか!退院後に関わる多職種が集まる中で、保険薬局の薬剤師だけいないというのも嫌なので。それに、退院後、薬局薬剤師がどのように関わることができるか、という話もしてほしいですし(これが知られていないから呼ばれないという可能性も十分にあるのですが…)(まあ、在宅患者の退院カンファで薬局薬剤師は参加するけど、病院薬剤師が参加しないというのも時々聞きますが、それは論外ですね。)

今回は、最近感じていることを感情に任せて書いてみました。もし勘違いしていることがあればご指摘ください。偉そうなことを言っていますが、まだ退院カンファには数回しか参加したことはないですし、薬局薬剤師を退院カンファにお呼びしたことはありません。また機会があればお誘いしてみたいと思います。

2017年5月27日 (土)

月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2017.5)(高齢者サロンでの出前講座)

一昨年から当院では、町内各地区の高齢者サロンに出向いて種々の職種が30分くらいの出前講座を行っております。今年から薬剤師も参加することとなり、4月・5月と1回ずつ行ってきました。対象者は1020名でした。
講座名は、「薬とうまく付き合っていくために大切なこと」です。
目的はこちら。なんかもうちょっと良い言い方がないのかなと思いながら…
Photo
内容はこんな感じです。
Photo_6
こういった場で薬剤師が話をすることはあまりないので、まずは薬剤師の業務内容を簡単に紹介しました。その後に本題へ。
抗菌薬の話はどうしても入れたくて入れてみました。参加者からすれば興味のないことかもしれないですが、重要なことですので。でも、つかみのスライドは若干すべりました。
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伊勢志摩サミットでも取り扱われたっていうことを伝えたら事の重要性が伝わるのかなと思ったのですが、ぽかーん…、でした。
対象者が高齢者だったこともあり、あまりピンときていないようでした。

一番盛り上がったのは誤飲の話ですね。子供じゃなくて高齢者の方です。PTPの誤飲や認知症による外用剤等の誤飲の話をしました。みなさん驚かれてました。
(諸々の事情でスライドの公開は控えておきますが、データは以下の消費者庁のものを使用しました。
「高齢者の誤飲・誤食事故に御注意ください!」
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/150916kouhyou_1.pdf
また、グラフは以下のサイトを参考にしました。
「高齢者の誤飲・誤食が増加中…最も危ないのは薬の包装シート!?不慮の事故、そして「死」を招かないために、しておきたいことは何?|みんなの介護ニュース」
https://www.minnanokaigo.com/news/N77727829/


あとは、残薬の話も比較的盛り上がりましたね。
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よくある質問では、「ジェネリック医薬品とは何ですか?」「薬は他人に譲ってもよいですか?」「薬はどこに保管すればよいですか?」「薬に有効期限はありますか?」「処方箋に有効期限はありますか?」「食事を摂らなかったときは、薬を飲んではいけませんか?」「薬は水で飲まないといけませんか?」「錠剤やカプセルが大きいので、噛んだり、カプセルから中身を出して飲んでもいいですか?」についてお話ししました。

講演のあとは、質問コーナー。
皆さん色んな悩みがあるようで。勉強になりました。まあでもオープンな場であり、初対面の方ばかりなので抽象的な回答しかできないのが辛いですね。別の機会に、個人的にお話ししたい内容もありました。

ただ、こういった町に出ての講演というのは病院薬剤師より薬局薬剤師の方が向いている気がします。かかりつけ薬剤師のこととか、セルフメディケーションのこととか、病院薬剤師では話がしにくいので。町の中には薬局が2軒しかありませんので、どちらかに誘導することになってもいけませんので。あとは私が、「薬剤師に相談してください」って言ってもだいたい相談するのは薬局薬剤師ですし、「そんなことできない!」なんて言われる可能性もありますし。色々と気を遣うんですよね。。。

何だかんだ書きましたが、毎回本当に勉強になっています。こういった機会が頂けてありがたいです。
まだ今年のうちに同じテーマで何回か話をする機会もありそうですので、試行錯誤しながらやっていきたいと思います。

最後に、Slide Shareに同じような講座をされた方のスライドがありましたので、参考にさせていただきました。ありがとうございます!

薬との上手な付き合い方 薬剤師 古賀様
https://www.slideshare.net/kiyonet/ss-69512891
お薬との上手な付き合い方 天心堂梅崎薬局様
https://www.slideshare.net/tenshindo/ss-53759136

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